2009年8月24日月曜日

粒子法のシーンを2倍のサイズにしてみた


粒子法のシーンを2倍のサイズにしてみたが…」で失敗したものをもう一度計算した。

【2倍のサイズ】


【元のサイズ】


初期配置や境界の形はまったく同じにして、xyz各方向に2倍している。一見同じように見えるけど、床のチェック模様の細かさが違うところに注目して欲しい。

2倍サイズにすると、より高いところからさらに多くの流体が落下するため、盛大なしぶきがあがった。上のレンダリング結果だと黒くなってしまってわかりづらいが、陰関数曲面をそのままレンダリングするとその様子がよくわかる。





粒子法(SPH)のプログラム
粒子法(SPH)のプログラムを解説したシリーズです。ソースコードも公開しています。

粒子法(SPH)のプログラム一覧



動画
シミュレーションの結果をレンダリングして作った動画です。流体シミュレーションや剛体シミュレーションの動画を見ることができます。

動画の一覧



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4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

初めて粒子法という手法を知りましたが,大変興味深いですね.当方地球物理で流体の計算をしています.

kamonama さんのコメント...

返事が遅くなり申し訳ありません。
コメント、ありがとうございます!

粒子法の中でも、私が使っているSPH法はもともと宇宙物理の方面で開発された手法だそうで90年代ごろから流体のシミュレーションに使われ始めたようです。

地球物理で流体の計算をされているとのことですが、どういった条件の流体を、どのような手法で計算されているのでしょう?

Jin さんのコメント...

以前より拝見させていただいております。
私はC#が好きなので、勝手に移植して遊ばせていただいております。
液体だけでなく、粘弾性体についても解説していただけると、学生のみとしてはすごく有り難いです。

kamonama さんのコメント...

> Jinさん
見ていただいてありがとうございます!

置いておいたソースを使って頂いて、うれしいです。

粘弾性体については、そういったところにSPHを適用した事例があるようですので、そのうちやりたいなぁと思っています!