2010年3月28日日曜日

WiMAXを契約したのでそのまとめ


WiMAXを契約してきた。契約は、UQコミュニケーションとではなく、UQコミュニケーションからMVNOでサービス提供をしているビックカメラのBIC WiMAX Serviceを契約した。

同時購入した端末は2,800円。UQブランドのものが通常12,800円、キャンペーンで半額の6,400円となっているのと比べると安い。

モノとしてはUQブランドで提供されているものと同じで、製造元はシンセイコーポレーション。端末には製造元の他に開発元と販売元も記載されていて、開発元はMODACOM、販売元はラネットとなっている。

MODACOMは韓国のWiMAX機器メーカーで、シンセイコーポレーションにOEM販売しているようだ。実際、端末の型番はBDSS01と契約時に伝えられていたのだが、端末に記載されている型番はMW-2510となっている。MODACOMのサイトにMV-2500という型番のMobile WiMAX USB Modemが載っているのでそれだろう。

端末のデザインは、端末自体は特にどうというものでもないが、ツヤ黒で指紋が目立つのは勘弁して欲しい。それ以外はとくに不満はない。箱はiPhoneやiPod touchを参考にした感じで、「高級感」というと言い過ぎだが一定の洗練を感じさせるものとなっている。

販売元と記載されているラネットは、会社概要を見ると「携帯電話の小売、及び大手カメラ量販店内における販売代理店」とあり、どうやらもともと携帯ショップから始まった会社のよう。大手カメラ量販店内における販売代理店とあるので、ビックカメラで応対してくれたのはラネットの人なんだろう。

加えて、Wi2 300を提供するワイヤ・アンド・ワイヤレスと提携しているとのことで、「BIC WiMAX Service」にWi2 300がビックカメラオリジナルプランとして含まれているのは、この関係と思われる。

シンセイコーポレーションは、もともと新星貿易株式会社といって、兵庫県姫路の商社である。もともと1973年に輸出入貿易から始まり、その後IT製品、エレクトロニクス製品へ手を伸ばしている。WiMAXの端末は韓国MODACOMからのOEM販売のようだ。MODACOMが「開発元」シンセイコーポレーションが「製造元」とあるので、日本向けの製造はシンセイコーポレーションが行っているのかもしれない。ちなみにMADE IN KOREAとある。

「UQ WiMAX」と「BIC WiMAX Service」についてプレイヤーを整理すると、

■UQ WiMAX
・UQコミュニケーションズ
→通信事業者
・シンセイコーポレーション - MODACOM
→端末提供

■BIC WiMAX Service
・ビックカメラ - UQコミュニケーションズ
→通信事業者。ビックカメラはMVNO
・シンセイコーポレーション - MODACOM
→端末提供
・ラネット - ワイヤ・アンド・ワイヤレス
→販売代理、Wi-Fi提供

といったところか。

ワイヤ・アンド・ワイヤレスがビックカメラと提携するのは、契約者を増やしたいというのがあるのだろう。一方で、ビックカメラがMVNOで通信事業を行うのはなぜなんだろう?他の量販店との競争の中で、少しでも他ではやっていないキャンペーンを打ちたいということだろうか?通信料金の分配はどのようになっているのだろう?

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2010年3月21日日曜日

Haskell(GHC)をMac OSX 10.6 Snow Leopardにインストールする方法


Mac OSX 10.6 (Snow Leopard)にGHCをインストールするときの注意点をまとめました。

Mac Portsではインストールできない


MacPortsのghcはまだOSX 10.6には対応していないので、MacPortsからGHCをインストールすることはできません。

$ sudo port install ghc
---> Computing dependencies for ghc
---> Fetching ghc
Error: Target org.macports.fetch returned: ghc is not yet supported on Mac OS X 10.6.x (SnowLeopard)

ではどうやってインストールするのか?


OSX 10.6にGHCを入れるには、Haskell Platformにあるバイナリを使います。

HaskellPlatform

ところが・・・

それでも動かない!


実は、HaskellPlatformのバイナリをインストールしても、そのままでは動きません。

理由は、Snow Leopardとその中にあるコンパイラが基本的に64bitでの処理となったことに伴い、GHCがOSX用に生成する32bitのコードでは、アセンブラとリンカがエラーを出してしまうためです。

じゃあどうすればいいの?


GHCが動作するようにするには、ghcにパッチを当てて、32bitコードのままバイナリが生成されるようにします。

具体的には、/usr/bin/ghc (GHC自体を呼び出すためのシェルスクリプト)をテキストエディタで編集して、オプションに-optc-m32 -opta-m32 -optl-m32を追加します。

/usr/bin/ghc
#!/bin/sh

exec /Library/Frameworks/GHC.framework/Versions/610/usr/lib/ghc-6.10.4/ghc -optc-m32 -opta-m32 -optl-m32 -B/Library/Frameworks/GHC.framework/Versions/610/usr/lib/ghc-6.10.4/. -dynload wrapped ${1+"$@"}

これで、OSX 10.6でGHCを使えるようになります。


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2010年3月14日日曜日

Silverlightとトロイの木馬

MacのQuicktimeプレーヤでWindows Media Videoを見られるようにするプラグインに、Flip4Macというのがある。

先日Macを新しくしたので、Flip4Macも新しくインストールしようとして検索すると、Microsoftのダウンロードセンターから落とすようになっていた。名前も、Flip4Macではなく、QuicktimeComponentsとなっている。昔はFlip4Macのサイトから落としていたのに。

なんでMicrosoftなんだろうと思いつつインストールを進めると、理由がわかった。

Flip4MacがMicrosoftから提供されている理由は、Flip4Macのインストールすると一緒にSilverlightも潜り込ませるようにするためだった。


なるほどねぇ。

Flashの対抗馬としてのSilverlightだから、とにかくたくさんのPCにインストールされていることが至上命題。たくさんのPCにインストールされていれば、開発者も集まってくる。

このFlip4Macも、Yahooの映像トピックスも、いい線をついてくる。この辺は、流石Microsoftというところか。

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