ここまでやってきたこと
ここまで、粒子法、中でもSPH法を使って、流体のシミュレーションとその可視化をやってきました。
まず2次元でダムブレイクのシミュレーションをして、それをマーチングキューブを使って陰関数曲面を抽出しPovrayを使ってレダリングしました。
→粒子法のプログラム第1回(概要)
→【粒子法】粒子を流体としてレンダリング
そのあと、3次元に拡張して、同様にダムブレイクのシミュレーションをし、可視化しました。
→3次元の粒子法シミュレーション
3次元のダムブレイクについては、いくつかパラメータを変えてみたりしてどのように動きが変わるかを調べてみました。
→粒子法のシーンを2倍のサイズにしてみた
また、論文を参照して、プログラム中の式の意味を深掘ってみたりもしています。
→p = k ( ρ - ρ0 )でのρ0の意味
ダムブレイクのあとは、もっと他のシーンもレンダリングしてみたいと思い、巻き波のシミュレーションをしてみました。巻き波によっておきるしぶきは、粒子法の得意とするところです。論文を参考にしたりして、ムービーを作りました。
→SPHによる巻き波のシミュレーション第1回
SPH法のコードを、関数型言語のHaskellやOCamlでも実装してみました。
→Haskell、OCamlでSPH法
このあとやっていきたいこと
このあとやりたいと思っていることはいろいろあります。
いまやろうとしているのは、粒子ベースの剛体シミュレーションです。たとえばたくさんのトーラスが落下するようなシーンを、年内くらいに実装できるよう進めています。それができたら、固液連成シミュレーションでいろいろなシーンを作りたいと思っています。
その他、
・弾性体シミュレーション
・気液連成シミュレーション
・SPH法の高速化
・PointSplattingなどの可視化方法
・Lattice Boltzmann Methodによる流体シミュレーション
・炎や煙のシミュレーション
・美しいシーン
・人工生命
のようなことを、やりたいこととして思っています。
何よりも、手法をいろいろ持っているだけでなく、その手法を使って綺麗なシーンをいっぱい描いていきたい。たとば、https://graphics.stanford.edu/wikis/cs348b-09/のような感じです。
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