ここのところ数ヶ月、どうも疲れが抜けない。寝ても疲れて、どんどん消耗する困った状態になっている。原因が分からず、運動してみたり仕事の負荷を下げてみているのだが、いっこうに良くならない。
そこで、もう原因として残っているのはベッドだなと思い、ベッドを変えてみることにした。
いま使っているベッドは、折りたたみできる簡易的なもので、その上に布団を敷いて寝ている。以前にもベッドが原因ではないかと疑って床にマットと布団を敷いて寝てみたのだが、そのときは特に改善がみられなかったので、ベッドが原因ではないだろうと思っていた。
とはいえ、寝て起きるときが一番しんどかったり、腰や背中が痛かったりと、症状としては寝疲れなので、思い切ってベッドを変えてみる。
ベッドの選び方
ベッドは、主にベッドフレームとマットレスからなっている。このうち、寝心地に元も影響があるのはマットレスなので、マットレスに絞って調べてみた。
マットレスを決めるポイント
マットレスを決める要素としては、
・スプリング
・枠材の有無
・詰め物の層
・生地
・一層か二層か
といった点があげられる。
これらのうち、寝たときの姿勢に最も影響するのがスプリングである。スプリングについては、最も重要な要素なので下方で詳述する。
その他の要素として、枠材というのは、スプリングの外側、マットレスの周囲に沿って構造材を入れるかで、これはマットの耐久性に関係する。スプリングだけ では寝返り時の横ズレでスプリングがへたりやすくなるため、周囲に構造材を埋めることでスプリングの耐久性を増すことができる。
詰め物の層とは、スプリングの上に層状に入れられたもので、これは通気性や表面の感触に関係する。マットによっては表面と裏面で材質を変えて、片方は通気性に優れた夏用、もう片方は保温性に優れた冬用、といった機能を持たせているものもある。
生地はマットの一番外側の布地で、これは純粋に肌触りや視覚的な効果に関係する。キングストンなど値段の高いメーカのマットは、このあたりで差別化を図っている。とはいえ、寝たときの姿勢をサポートするというマットレス本来の機能という点では影響しないところでもある。
最後に一層か二層かというのは、マットレスのスプリング層と詰め物層の間にしきりをいれることで、詰め物層で柔らかく体をつつみ、スプリング層でしっかり支える、というもの。二層の方が質が高く、その分高価になる。
スプリングについて
さて、これらのポイントのうち最も重要な要素がスプリングだというのは前で書いた。それでは、スプリングにはどのような種類があるのかというと、大きく2種類あり、
- ボンネルコイル
- ポケットコイル
ボンネルコイルというのは昔からあるスプリングの種類で、1本のワイヤをいくつものコイルに巻いて敷き詰めた形になっている。特徴としては、体を面で支え、横ズレに強く、通気性が良い。フィーリングとしては堅い印象。ポケットコイルよりも価格は安く、半値になることも。
一方、ポケットコイルというのは、独立したコイルを布で包み、それをマットの中にたくさん敷き詰めた構造となっている。体を点で支えるのが特徴で、より体 全体を包み込む柔らかいフィーリングとなる。ただ、横ズレに弱く、スプリングを布で包むため通気性が悪くなりがちで、値段としては、製造に手間がかかるのでボンネルコイ ルに比べ高価になりやすい。とはいえ、体全体を包み込まれる感じはとても優れている。
どちらのマットを選ぶのが良いか?
どちらのマットが良いかは、体格や体重にもよるので人それぞれだが、販売員の方の話では、ポケットコイルを好む人が7割だそうだ。
ベッドを販売しているお店に行けば実際に横になって寝心地を試すことができるので、一度行ってみると良いだろう。
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